中飛車道場〈第1巻〉ゴキゲン中飛車超急戦
![]() |
「難解本」ではなく「難読本」 |
ゴキゲン中飛車は力戦含みの戦法で、序盤から大乱戦になる変化を含んでいる戦法だが、本書はその「ゴキゲン中飛車がこの変化で悪ければそもそもの戦法成立の余地がない」というような、ある意味でこの戦法の存在根拠が問われるような根本的な変化に焦点を当てている。居飛車側がこの変化でいずれもよしとなれば、ゴキゲン中飛車は一瞬にして絶滅するだろう。本書でもいくつかの変化で居飛車スキなしの順が示されているが、力勝負辞さずとなればゴキゲン側にもチャンスありという解説もちゃんと見られる。ただしゴキゲン初心者にはこれよりも前に読むべき本は近藤本であり、鈴木本であり、手筋本であり、詰め将棋本なのであってこの本では絶対にないので注意して欲しい。しかし居飛車党なら話は違う。ゴキゲン対策に苦慮する方にとって、本書に収録されているひとつの変化をマスターするだけでも随分と指しやすさを感じるのではないだろうか。とくにこの変化はゴキゲン側が我慢する将棋になりやすく、居飛車の攻めが決まればそのまま勝利できることも十分にある。
マニア的情報量からこの本の価値は相変わらず高い。読みにくい構成といわれるが、それは使いようでなんとでもなる。そもそもこのシリーズを最初の1ページから順番に読み解いていくレベルの人間のほうが、購買層の中でもほんの一握りの人間しかいないのではないか。興味ある部分から読めばよい。疑問点から読めばよいだけのことである。これは逆に言えば、最低限の基本知識を備え、実戦経験もあるということがこの本を読む際には必要なことだという意味もあるのだが。
ゴキゲン中飛車をさらに深く追求したいという人や、ゴキゲン対策に苦悩する居飛車党はチェックしてみる価値のある一冊だと思う。だがやはり出版社側の独りよがりな姿勢が垣間見えるシリーズなので星は4つとさせていただきます。
![]() |
最近急戦やらないなぁ |
振り飛車党の私は当然ゴキゲンも指すのだが急戦のになるのは10回に1回くらいだろうか。52金と受けられれば78金として持久戦にしてしまう。それは近藤の本にも書かれていたのだが52金の変化はなかなか決まらないらしい。その52金の変化が詳しく書かれている。これにて良し!程度で良いと思うのだが詰みまでかかれているのは親切というか・・・それにしても読みにくい。読んで損はないのだが読むのが疲れる書き方はいかがなものか

