横歩取り道場〈第2巻〉相横歩取り
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「これ一冊で十分」という安心感 |
『羽生の頭脳9巻』発売以来、相横歩取りについて新手・新構想が次々に登場していたものの、しっかりとまとめて解説したものは意外と多くない。よって、細切れの情報を自分なりに整理する作業が必要だった。
この本は、情報が見事に一元化されており、そうした整理の手間を省いてくれた、という意味で嬉しい一冊。辞書的に活用したい。
ただ、この本を読み終えても、相横歩取り独特の攻めや受け手筋がただちに身に付く訳ではなく、実戦経験その他練習を積むことが当然ながら必要。
個人的には、以前の『○○マスター』のような、この本の知識をテーマにした次の一手本が欲しいところ(笑)。
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完全上級者向け。レイアウトは最悪だが、情報は豊富。 |
東大将棋シリーズ、横歩取り本の2冊目。
相横歩取りである。
8五飛戦法が流行る前はこの形が多かったと思う。北浜新手の△5四歩も相横歩の定跡だった。
一番筆を割いているのが相横歩取り▲4六角の変化。▲4六角に対しての様々な応手を解説している。一応、最善手は△8二角で、▲同角成△同銀……と続くわけだが、それ以外の変化も当然知っておかなければいけないだろう。
白砂が学生の頃は▲4六角がまだ出たての頃だったと思う。確か、青野新手とか言われてたんだよねー。随分長いこと先手有利と言われていたのだが、△5五角の変化が出てむしろ後手有望になっていった。
これ以外にも、▲7七銀ではなく▲7七桂と上がる形や▲7七歩と打つ形についても(少しだが)解説して!!。『定跡外伝2』では好意的に書かれているが、こちらではやはり奇襲色が強いということであまりよくは書いていない(笑)。
今までの定跡のおさらいの感は強いが、今更『横歩取りは生きている』から読み返すのもなぁ……という人にはお薦めである。相変わらず上級者向けだし、そもそも横歩取り自体が級位者には不向きな戦法なので、棋力の低い人には薦められない。


