正確には41金型が最新なんでしょうけど、一般的には43銀が主流となっています。四間飛車道場に近くて少しだけ四間飛車の肩を持っているというような感じでしょうか。最善手を追求という感じです。四間飛車をさすかたにはもってこいの名書です。
2巻では旧来の定跡形から派生する変化が詳細に語られていたが、3巻では最新形といえるものも多くなっている。しかも上・下とされているだけあって、読み進めていくほどにそれぞれが有機的に連関していることが理解できてくる。他の四間飛車本とは似て非なる定跡本だと、あらためて3巻まで来て実感した。
1、2巻の出来があまりによかったので当然この間も期待したのだが少し期待はずれだった。例えば斜め棒銀で居飛車が▲39飛車と引いた局面で後手が△12香車と▲68金の交換が入っていれば後手もさせるとかいてあったが△11香車、▲69金型だとうまく進んでも形成不明らしい。この形を一番期待していただけにちょっと残念だ。4五歩早仕掛けで先手68金のとき▽63金と上がっているが△73桂馬とはねる筋はないのだろうか。この形も期待していたのだが書いていなかった。そして申し訳程度の玉頭銀は杉本流四間飛車の定跡のほうが詳しく書かれていた。ただ棒銀に関しては△65歩まで突くのではなく12香車や手待ちの42金など書かれていたのはすごく為になって。著者いわく対棒銀は手損はそれほどマイナスにならないらしい